人間とは、日々生きているだけでずいぶん多くのややこしいことに悩まされますね。
特に日本のような、「みんな同じ考え方」「社会ではこうすべき」という暗黙のルールのあるところでは、ややこしいことだらけのようです。

自分が本当に「頭が悪い」のかどうかを客観的・論理的・科学的に検証してみると、今まで見えてなかったことが見えて来ますよ。
(この思考法をクリティカルシンキングと言います。)

「頭がいい」=a high level of intelligence

Intelligence はひとつの物差しでは計れません。
例えば「作業が遅い」=「頭が悪い」には決してなりませんし、「コミュニケーション能力」=「頭の良さ」でもありません。

科学に基づいた心理学からお話ししましょうね。

1980年代から世界では、「頭がいい」ことを3つの全く異なる基準で考えるようになりました。

1. Componential Intelligence

何かの問題解決の際に、脳が情報を速く効果的に分析し処理できる知能
いわゆるIQテストで計る知能がこれに近いです。
(IQテストにはテスト方法自体にかなり問題がありますので、正確ではないですけどね)

また、自分が情報を分析・処理する能力を自身で把握しコントロール出来、自分に一番適したプロセスを使うことが出来る能力もこの知能に含まれます。

つまり!
単なる「速い、うまい」は、「頭の良し悪し」とはまるで関係ないことです。

2. Experiential Intelligence

自分の持つ能力を、異なる場面でも効果的・創造的に使える知能です。
言われたことを言われたとおりに、受け身にするだけではなく、新しい環境に自分の能力を適応させていくのに必須の知能です。

今までに脳に蓄積した知識・情報を応用できる知能です。

3. Contextual Intelligence

実社会での様々な場面を適格に分析し、その場面場面に応じ、自分の能力を効果的に使える知能です。 (空気を読んで合わすのとは全く異なりますよ。)

この知能があると自分自身、そして周りの環境を観察する能力が育ち、実際に周りで起こっていることを自分に一番適するようコントロールすることも出来るようになります。

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さて、どう思いましたか?

まず、日本の学校でいういわゆる「頭の良い生徒」は実はどこにも当てはまらないことに気がつきましたか?

無理矢理ひとつ選ぶとすると、1番に近いですが、自分で情報を分析するのではなく、単にどれだけたくさんの情報を暗記するかは、世界で定義されている知能のどれにも当てはまらないようです。

単に、機械でも出来る丸暗記がうまいだけですね。

そして、 intelligence.jpgあなたは1,2,3のうちどれが一番自分の能力に近いと思いましたか・

3つともずば抜けた人間など非常に稀です。
みんな、3つのうちどれかに優れているはず。

その自分の中で優れているところに自信を持って、伸ばしていくことが大切ですね。
周りの雑音など無視し、自分らしく自分の能力を伸ばしてください。

そうすると、「頭が悪い」という言葉がいかに意味のないことかわかってくると思いますよ。

Good luck!